メリークリスマス
2006-12-25 (Mon) 16:14
今日の一言『飛んでけ飛んでけ隅田川』
ラッキーです
本日は、クリスマス。ここで皆様にクリスマスプレゼントの代わりと言ってはなんですが、一つ私めがお話をして差し上げましょう
有名な話なので、ご存知の方もいるかと思われますが、どうぞ最後までお読み下さいまし
『賢者の贈り物』
アメリカのとある町に結婚まもない若い夫婦が住んでいました
夫の名前はジム。町の小さな工場で働いているごく普通の旦那さん
妻の名前はデラ。彼女は夫が家にいない間、掃除をしたり、夕食を作ったりとごく普通の奥さん
この夫婦はとても貧しく、毎日食べて行くのがやっとでした
しかし、かれらには他の誰しもが喉から手が出るほど欲しがるような自慢のものを持っています
ジムは祖父から譲り受けた金の懐中時計
デラは絹のような長い髪です
もうすぐクリスマス、しかしお互いにプレゼントを買うお金がありません
デラ『ああ…今手元にはほんの2000円しかないわ…ジムにあげるプレゼントはこれでは買えない…』
デラは鏡を見つめます
なんとも美しい髪、自慢の髪が鏡の中で揺れています
しばらく鏡を見たかと思うと何かを決心したように立ち上がり、でかけました
“カツラ製作、髪の毛買います”
カラン
店のドアが開きます
デラ『…すみません、髪の毛を買って頂けますか?』
店の主人『えぇもちろんですとも、買いましょう!』
お金を受け取り、デラは町中を走りました
ふと、とある宝石店の前で目が止まりました
“時計用鎖”
デラ『この鎖なら…!』
髪を売ったお金5000円と所持金の2000円でデラは鎖を買いました
家に着き、ジムの帰りを待ちます
ジム『ただいま〜…!!』
ジムは固まりました
いつものデラの自慢の髪がなかったからです
デラ『おかえりなさい、あなた』
ジム『…髪は…髪はどうしたんだい、デラ!?』
デラ『売っちゃったわ、また伸びるじゃない?』
ジム『…弱ったなぁ、とにかく今日はクリスマス、これは僕の気持ちさ。メリークリスマス』
そのプレゼントを見たとき、デラは泣き崩れました
そのプレゼントは、琥珀色の宝石の散りばめられた綺麗な櫛だったのです
しばらく泣いたあと、デラは言いました
デラ『…これは私からのクリスマスプレゼントよ、メリークリスマス』
そのプレゼントを見て、ジムはこう言いました
ジム『…僕らがこれを使うのはまだ早いみたいだ、実は僕もそれを買うために時計を売っちゃったんだ』
お互いに大切な物を失い、ちぐはぐなプレゼントを渡してしまった二人。
しかしそのプレゼントがお互いをより強く結び付けたのは言うまでもありません。


